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冬の乾燥からお肌を守りましょう(2024.12)

冬になると肌が乾燥し、かさつきやかゆみ、湿 疹などの肌のトラブルが増えてきます。皆さんも 肌トラブルで困ったことはありませんか? 特に、かゆみはイライラの原因となったり、睡眠を妨げたりなど生活の質の低下につながりかねません。冬に皮膚が乾燥しやすい原因は、空気中の湿度が低いため、皮膚の水分が蒸発しやすいことや、暖房の使用により室内の湿度も低くなるため、ますます乾燥を加速さ せてしまうことなどがあげられます。
皮膚が乾燥すると、温度変化や衣服の摩擦、化粧品などの刺激に過敏に反応し、かゆみがおこりやすくなります。また、かゆみを我慢できずに掻いてしまうと、ますますかゆくなったり、湿疹ができてしまったり、雑菌が侵入しやすくなったりするなど悪循環に陥ってしまいます。強いかゆみ、湿疹、ただれ、痛み、熱感があるようなら皮膚科を受診しましょう。

【肌を乾燥から守るための日常生活のポイント】

■室内環境
エアコンは室内の空気を乾燥させてしまうため注意が必要です。湿度を上げるため加湿器を使用したり、洗濯物を室内で干したりして工夫しましょう。室内の温度は18〜23°C、湿度は50〜60%を保つようにしましょう。
■入浴
・体を洗うときにタオルを使う場合、ナイロンタオルは皮膚への刺激が強いため、柔らかいタオル(コットンや洗浄用の 皮膚に優しいタオルなど))を使用しましょう。タオルを使用せず手のひらに泡立てた石鹸の泡をつけて優しくなで洗いをするのもよいです。皮膚への刺激を最小限にしましょう。
・湯温は38〜41度くらいを目安にし、時間は10分程度がよいでしょう。保湿効果があり、刺激の少ない入浴剤を使用するのもお勧めです。
■保湿
・入浴後は皮膚の水分がどんどん蒸発してしまうので、すぐに柔らかいタオルで押し当てるように水分をふき取り、その後、保湿剤を塗りましょう。保湿剤は入浴後や朝など1日1 〜2回塗るとよいでしょう。ドラッグストアなどで様々な保湿剤が購入できますが、迷う場合は薬剤師に相談し、自分に合った継続しやすいものを選びましょう。