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肥満は万病のもと(2024.10)

普段から食べ過ぎや飲み過ぎなどで食生活が乱れていませんか。 不摂生の積み重ねは体型
の崩れに繋がります。体型の崩れは、いずれ「肥満」に繋がっていきます。

日常で「肥満」という言葉を使うこともあると思いますが、肥満かどうかを判断するには医学的な基準があります。 肥満かどうかはBMI(体格指数: body mass index) を用いて判断します。 BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で 計算できます。

【例】 体重54kg、身長167cmの場合

→54(kg) ÷1.67(m)÷1.67(m)≒BMI:19.4

「BMI18.5未満はやせ型」、 「BMI:18.5~25未満は標 準(普通体重)」、 「BMI:25以上は肥満」 とされています。 肥満は高血圧や糖尿病などの健康障害を引き起こし、心疾患、 脳血管疾患など大きな病気に繋がります。 まさに 「肥満は万病のもと」なのです。 そのため、健康を維持するためには肥満を予防・対策していくことがとても重要になります。

過食や運動不足により、 摂取エネルギーが消費エネルギー を上回ってしまうと、体脂肪が蓄積し肥満に繋がります。 当 たり前のようですが、 食べ過ぎを防ぎ、 身体活動量を増やすことが肥満予防・ 肥満対策になります。 食べ過ぎを防ぐため には「腹八分目」 を心がけましょう。

また、「早食いではないか」「間食やお酒をとりすぎていな いか」など、自分の食行動に改善できる点がないかを振り返 ることも大切です。 運動については、ウォーキングなどの有酸素運動をするだけでなく、 筋トレ (スクワットなど) をす ることがお勧めです。 ただ、普段から運動習慣がある方ばかりではなく、全く運動をしない方もいると思います。 運動不足解消のためには、まずは今より10分でも多く体を動かすことが大切です。習慣化できなければあまり意味がありません。できることから無理のない程度で始めてみましょう。

食・運動習慣の見直しについて述べましたが、そもそも今 の自分の体重、自分の状態を知らないことには何も始まりません。 まずは体重を測定して、 自分自身を知り、見つめ直してみるところから始めてみませんか?