コーヒーの効果・効能(2022.10)
「コーヒーの日」をご存じですか。1983年、全日本コーヒー協会によって10月1日が「コーヒーの日」と定められました。これはコーヒー栽培のサイクルに合わせ、国際協定によりコーヒーの年度が9月末日で終わり、10月始まりとなっていること、また、日本では秋冬期にコーヒー需要が高まることが理由だそうです。コーヒーの日はコーヒーの普及を促進し、祝典を行う記念日です。
今やたくさんの人に親しまれているコーヒーですが、適切な量を摂取すれば健康に良いこともわかっています。コーヒーの効果・効能としては次のようなものがあげられます。
1.ダイエット効果:コーヒーに含まれるカフェインとクロロゲン酸に脂肪燃焼を促進する効果があります。
2.糖尿病のリスク低下:1日に数杯コーヒーを飲む人は糖尿病のリスクが約25%も低下するというデータがあります。
3.リラックス効果:コーヒーの香りを嗅ぐと、a波(心身ともにリラックスした状態の時に発する防波)が出るという実験結果があります。
4.アンチエイジング効果:コーヒーに含まれるポリフェノールに抗酸化作用があり、シワやシミの原因となる活性酸素を除去し、その増殖を抑えます。
これら以外にも、コーヒーには健康に良い効果がたくさんあります。しかし、コーヒーの摂りすぎには注意が必要です。コーヒー(特にカフェイン)の過剰摂取は、利尿作用による頻尿、覚醒作用による不眠や睡眠の質の低下、胃酸分泌作用による胃もたれや吐き気などを引き起こす恐れ があります。コーヒー1杯(150ml)には約60~90mgのカフェインが含まれています。成人の場合、カフェインの 適正量は1日400mgまでとされているため、緑茶や紅茶など、カフェインを含む他のものも合わせて考えましょう。
今回ご紹介したように、コーヒーは適量であれば、健康増進に役立てることができます。
寒くなり、コーヒーが特においしく感じられるこの季節、時間や量を考えてコーヒーと上手にお付き合いしてみませんか。