熱中症を予防しよう(2022.08)
熱中症は例年7月から8月にかけて多く発生します。気温や湿度が高い、風が弱い、日差しが強いなどの環境で起こりやすくなります。体温調節の機能が正常に働かず、体内に熱がこもってしまったり、水分・塩分のバランスが崩れたりすることが主な原因です。症状は体温上昇・めまい・けいれん・頭痛などが挙げられ、命にかかわることもあります。特に、小児・高齢者・持病のある人・肥満の人・普段運動をしていない人は熱中症になりやすいので注意が必要です。
予防のポイント
(1) 暑さを避けること
・室内では扇風機、エアコンを上手に使いましょう。
・屋外では日傘や帽子を着用し、涼しい場所や日陰に入りましょう。
(2) こまめに水分をとること
・のどの渇きを感じなくても、水分・塩分・スポーツドリンクなどをこまめに補給しましょう。
特に外出時には多めに準備しましょう。
(3)適宜マスクをはずすこと
・人と十分な距離(2m以上)が確保できる場合や散歩・ランニングなどの運動時にマスクは必要ありません。
(4)日頃から健康管理をすること
・栄養や睡眠をしっかりとり、規則正しい生活をしましょう。
・定期的に体温測定や健康チェックを行いましょう。
・体調が悪い時は無理をせず自宅で静養し、外出を控えましょう。
・少しでも体調の変化を感じたら我慢しないで休憩し、まわりの人に伝えましょう。
熱中症は気温の高い昼間に起きると考えがちですが、実 は睡眠中にも起こりえます。睡眠中は知らないうちに汗が蒸発し、冬でも200ml前後、熱帯夜には500mlと、想像以上の水分を失っています。睡眠前にコップ1杯程度の水 を飲み、手の届くところに水を準備して寝るようにしましょう。