がん検診を受けましょう(2022.02)
毎年2月4日は「世界対がんデー」です。がんに対する意識向上と予防、検出、治療への取り組みを促すために定められ識向上と予防、検出、治療への取り組みを促すために定められた記念日で、それにちなんで今回のテーマは「がん検診」です。
日本人が一生のうちにがんと診断される割合は男女とも2人に1人と言われており、がんで死亡する割合は男性が4人に1人、女性は6人に1人と言われています*。がんの罹患率は高齢化の影響もあり1985年以降増え続けているのに対し、がんの年齢調整死亡率は1995年以降順調に下がり続けています。日本のがんの治療成績の向上が示唆されており、がん検診による早期発見もこの一翼を担っていると考えます。
下表に、がん罹患者数の順位(2018年)とがん検診受診率【%】を示しています。
島根県のがん検診受診率は、乳がん検診を除いて全国平均より高く、皆さんの健康への意識の高さが感じられる一方、約2人に1人の方が受けていないのも現状です。特にコロナ禍の昨今、外出することがためらわれ検診受診を控える方もおられるかもしれませんが、検診受診は不要不急の外出には当たりませんので、基本的な感染対策をしてお出かけください。厚生連でも、各種がん検診を行っております。ぜひご活用ください。ただし検診は健康上の大きな問題を抱えていない、無症状の方を対象に実施しますので、気になる自覚症状がある場合は医療機関を受診することをおすすめします。
*「国立がん情報センターがん情報サービス 最新がん統計」より