体温を上げて健康に!(2021.02)
新型コロナウイルス感染症の広がりと共に体温測定する機会が増えてきていますが、あなたの平熱はどのくらいですか。
健康的な人の平熱は36.5〜37.1度といわれています。体温が上がると血液の流れが良くなり免疫力が高まります。健康維持のためにはこの免疫力の向上が重要です。
近年、36度以下の「低体温」の人が増えてきています。その最大の原因は運動不足による筋肉量の低下です。筋肉は人生最大の熱産生器官なので筋肉が少なくなると体温が下がり、基礎代謝が低下します。基礎代謝が低下するとエネルギーの消費が減り、内臓脂肪が増加して悪玉ホルモンが多く分泌されます。この悪玉ホルモンは血栓を作りやすくし、高血圧や糖尿病の原因になることもわかってきました。、筋肉量の低下で負の連鎖が起こるわけです。
そこで連鎖を起こさないよう筋力を維持していくことが重要になります。筋肉を鍛えることで体温が上がり、さまざまな利点が生まれます。まず、免疫力、基礎代謝が上昇し、内臓脂肪を分解することで太りにくくなります。そして、ストレスに強く、病気にかかりにくい健康な体になり、新陳代謝が活発化することで細胞レベルから若々しくなります。さらに腸のぜん動運動が活発化することで便秘の解消や大腸がんの予防、脳の血流が増加して認知症の予防など、まさに正の連鎖となるわけです。手軽に筋肉を鍛え、体温を上げる方法は、
①1日30分歩く:筋肉の7割は下半身にあるので歩くことで効率よく鍛えられます。
②毎日湯船に5分つかる:体温が上がります。
③朝起きた後、寝る前に白湯を飲む:体温が温まります。
これらを普段の生活に取り入れてみませんか。参考にしてみてください。