10月はピンクリボン月間です(2020.09)
ピンクリボン運動をご存じですか?乳がんの「早期発見・早期診断・早期治療」の大切さを伝えるために世界的に行われている運動のことで、1980年代にアメリカから始まったとされています。近年、日本でも10月1日は「ピンクリボンデー」として各地の建物がピンク色にライトアップされるなど、少しずつ広がりを見せています。
乳がんは、現在日本人女性の9人に1人*がなると言われており、女性のがん罹患率では1位となっています。ただし、早期発見ができれば治癒率はほぼ100%です。
欧米諸国では8割を超える高い乳がん検診の受診率から乳がんの死者数は年々減少傾向にありますが、日本の受診率は未だ4割程度と先進諸国でも最低水準です。そのため、死者数も減少傾向には至っておらず、定期的な検診受診の継続が課題となっています。
そんな乳がんですが、実は自分で発見することのできる唯一のがんと言われています。実際、病院で乳がんと診断された女性の多くが、「しこり」を自覚して受診した人なのです。しかも、日本では、乳がんの若年発症者も多く報告されていることから、30歳になったら自己触診を始めることをお勧めします。
もうすぐピンクリボン月間、今一度ご自分の乳房に注目してみませんか?
*「国立がん情報センターがん情報サービス 最新がん統計」より