JA島根厚生連では、JAグループ島根一体となって農家組合員・役職員、地域の皆さまの健康を応援するとともに、元気で活力ある地域づくりに貢献するため、JAしまね各地区本部および保険者・事業所から委託を受け、健康診断・人間ドック等の健康管理活動を実施しています。
当会が実施する各種健診・検査は、精度管理に努めるとともに島根・鳥取大学医学部や行政等関係機関からの指導により信頼を得ています。また、健診情報システムにより検査データは内部で管理され、迅速な結果処理に努めています。
検診・検査
特定健診・事業者健診の他、各検診・検査を実施しています。
胃内視鏡検査
胃がんは、50歳代以降に罹患する人(かかる人)が多く、わが国のがんによる死亡原因の多くを占めるがんです。
胃内視鏡検査は、鼻または口から胃の中に内視鏡を挿入し、胃の内部を観察する検査です。
内視鏡により上部消化管を直接観察することで、胃部X線検査では発見が難しい小さながんを早期に発見し、治療に繋げることを目的としています。
検査時に疑わしい部位が見つかれば、そのまま生検(組織を採取する)を行う場合もあります。
検査内容
- 経鼻内視鏡検査
鼻からの挿入による検査を基本とします。
鼻からの挿入が困難な場合は、経口内視鏡検査に変更します。 - 生検組織診断
事前に同意を確認のうえ、がんが疑われる場合に組織を採取し、がん細胞の有無を検査します。
検査をおすすめする方
- ピロリ菌検査で陽性の方
- ペプシノゲン検査で陽性の方(慢性胃炎のある方)
- 家族に胃がんになった人がいる方
- 胃部X線検査が副作用等で困難な方
検査の注意事項
- 検査当日は朝食が食べられません。
- 常用薬、アレルギーがある場合はご相談ください。
- 検査前に喉の麻酔などを行います。
- 次に該当する方は検査ができません。
胃内視鏡検査:血圧の高い方(収縮期血圧180mmHg以上または拡張期血圧100mmHg以上)
生検組織診断:抗凝固剤を服用されている方