JA島根厚生連では、JAグループ島根一体となって農家組合員・役職員、地域の皆さまの健康を応援するとともに、元気で活力ある地域づくりに貢献するため、JAしまね各地区本部および保険者・事業所から委託を受け、健康診断・人間ドック等の健康管理活動を実施しています。
当会が実施する各種健診・検査は、精度管理に努めるとともに島根・鳥取大学医学部や行政等関係機関からの指導により信頼を得ています。また、健診情報システムにより検査データは内部で管理され、迅速な結果処理に努めています。
検診・検査
特定健診・事業者健診の他、各検診・検査を実施しています。
胸部CT検診
現在「肺がん」はがんで亡くなる方の原因として男性では第1位、女性は第2位となっています。肺がんは今後も増加すると予想されております。
他のがんに比べて肺がん患者の予後が著しく悪いのは、早期診断が遅れることが大きな要因の一つであり、早期発見・早期治療が重要となります。
そこで厚生連では極めて早期の肺がんまで発見することができる精度の高いCT検診を巡回検診車で実施することにしました。巡回によるCT検診は山陰地区では初めての取り組みとなります。40人程度まとまれば実施が可能ですので、是非集団での受診をご検討下さい。
胸部CT検診の特徴
- 高画質できれいな画像が得られ、撮影時間が短く被爆量を抑えた受診者にやさしい機能を揃えています。
- 通常200ボルトの電源を必要としますが、検診車に自家発電機を搭載していますので、電源供給不可能地域でも検診を実施することができます。
- 高精細・高輝度な画質により、5mm程度の極めて早期の肺がんまで発見することができ、正確な画像診断が可能です。(肺がんの発見率はX線検査の約10倍と言われています。
- 最近増えているCOPD(慢性閉塞性肺疾患)という肺の病気の原因となる肺気腫も見つかります。
検査方法
- 検査前に、ネックレスやボタン等は必ず外して下さい。
- 検査は、撮影台に仰向けに寝て、腕を上げ、万歳のような姿勢をとって頂きます。
- 約15秒の息止めを行い撮影します。
- 検査時間は準備も含めて5分程度です。
検査の注意事項
- 妊娠の可能性のある方は検査ができません。
(胎児に影響を及ぼす可能性があるため) - ペースメーカーをつけている方は検査ができません。
次のような方に胸部CT検診をお勧めします
- タバコを現在吸っている方や以前吸っていた方
- 咳、痰などが続く方
- がんにかかった家族をお持ちの方
- 肺の病気にかかった家族、親戚をお持ちの方
- 40才以上の方
実際のCT画像
●従来の画像
●マルチヘリカルCT画像