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血圧と上手に付き合う第一歩(2024.11)

日本では3人に1人が高血圧と言われています。 しかし、塩分の多い日本 の食生活を背景に、血圧をコントロールできている人はアジア諸国に比べて少ないとされています。 心配しすぎる必要はありませんが、血圧は自覚症状なく高くなることもありますし、高くてもそのままにしている人が多いようです。

血圧を「たまたま高かっただけ」「健診では高いに決まっている」と安易に自己判断するのは禁物です。放っておくと命にかかわるような事態になる可能性があります。
血圧は常に変動しています。高血圧対策では適度な運動、減塩などの食事療法、良質な睡眠などが大切ですが、1日の中で血圧がどのように変動しているかを把握できればより効果的な対策が立てやすくなります。まずは、自分の日頃の血圧がどれくらいか、変動がどれくらいあるのかを測定してみてはいかがですか?

【自宅での血圧測定のポイント】

血圧計は二の腕で測るタイプがお勧めです。
・測る前15分くらいは安静にし、測定する30分以内に
カフェインの入った飲み物・タバコは控えるようにします。
・できるだけ同じ時間に測るのが理想です。
※朝は起きて1時間以内、排尿後・朝食前(血圧の内服をしていれば内服前)、夜は寝る前に測ります。
・血圧を測る腕が心臓と同じ高さになるように座り、体の力を抜いてリラックスして測りましょう。