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カビを撃退しよう(2024.06)

雨の降る日が続き、ジメジメとした日が増える梅雨。 高温多湿な日本の気候、そして高気密・高断熱化の建物にカビも大喜びです。カビは呼吸器系の症状やアレルギー症状の原因とも言われており、私たちの健康とも切り離せません。
肉眼では見えないカビの菌 (胞子)は空気中のどこにでも漂っていますが、「湿度」「温度」「ホコリや汚れなどの栄養分」の条件が揃う下記のような場所を好んで繁殖し、カビという目に見える形になります。

【ぬれやすく、汚れやすいところ】
・・・キッチン・洗面所・浴室・洗濯槽など
調理時に飛んだ惣菜や汁、あるいは石鹸カスや人のアカな どの有機物はカビの栄養源になるため、それらがぬれた状態であればカビが繁殖します。

【風通しの悪い場所】
・・・クローゼット 納戸 収納 BOX 家具の裏など
カビは環境が一定の状態のところでよく育ちます。閉めきったところや家具の裏などは空気が動かず、環境の変化が少ないため、このような場所はカビにとって良い住みかとなります。

【湿気の多いところ】
・・・浴室、マットレスや敷布団など の寝具、室内の洗濯物干しなどカビの生育には水分が必要ですが、水分は液体でなくても湿気 (水蒸気)があれば良いので、蒸気が多いほどカビがよく発生します。

カビの発生を抑えるには室内の湿度を40~60%に保ち、こまめな換気や浴室などの壁窓の水滴 (結露)をふき取るなどの湿気対策をしましょう。また、必要に応じて除湿機を使ったり、カビに栄養を与えないように拭き掃除したりする のも効果的です。空気の流れを良くために、家具を壁や床にぴったりとつけないで、隙間を作ることもカビの発生を抑えることができます。
梅雨に限らず一年を通じて、定期的な掃除や換気、温度・湿気の調整を行うことで、カビの発生を防ぎ、健康的な生活環境を保つようにしましょう。